仏壇の棚
なごみブログ > 店主のつぶやき
2010年7月31日
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2010年7月13日
御代田の話し 〜その10〜
毎日雨雨雨・・・ テンションが下がる毎日ですが、みなさんいかがお過ごしですか?
またまたすっかり日が経ってしまいましたね。 ごめんなさい・・・。
今日は御代田のお客様と当社のオープンハウスに泊まったときの事を書こうと思います。
ここのオープンハウスは大岡村というかなり標高の高い場所に建っています。
真冬でこの事務所の外気温よりマイナス7度くらい低いくらいに寒い場所です。
この建物は、外断熱のエアサイクルシステムで造られていて、暖房は蓄熱暖房機(7キロ)一つとエアコンという装備です。
この極寒の地でのエアサイクルの暖かさを体感していただいたり、木の家のすばらしさを体感できる住宅になっています。
ここは、完全予約制で、日帰りでも宿泊でもOKです。
多くは日帰りでお越しいただくお客様が多い中、
このオープンハウスに初めて宿泊体験されたのが、御代田のお施主様ご夫婦でした。
せっかく一晩過ごしていただくのですから、社員みんなでお施主様を囲み、夕飯・酒盛りへと仕事そっちのけで楽しんでしまいました。
お客様とこうしていろいろな話しができるということ。
お酒を交わして夜中まで話すことはなかなかできないことなので、本当にいい経験をさせていただきました。
そこで、お施主様に初めて聞いたのが、
「なぜ当社を選んでいただけたのですか?」 という質問でした。
お施主様のお話によると
最初は近所の建築屋さんを探していたそうです。
自然素材を取り扱っている会社をHPなどでピックアップして、実際に会って・・・。
しかしどの会社も「自分で伐採した木を搬入して使って欲しい。」というと
「それはちょっと・・・」という答えだったそうです。
また、すぐに「ご予算は?」 「プランしてみませんか?」と聞いてくる会社の方に、ちょっと違うのではないかと・・・。
そんな時、しゅう工務店のHPを見て、「山見」ということをしている会社を知ったそうです。
で、しゅう工務店に来ていただいたそうです。
ここでの話しは山のこと、木のことで盛り上がり、本当に木の事をよく知っていて、木が大好きだと感じたそうです。
また、自分の伐採した木を大黒柱にしたい・・・ということを二つ返事でOKを出してくれたことに、決め手となったようです。
また、作業所も整理整頓していたことも確認されていたみたいです。
当社に決めていただいたのは、いろいろな要因があったようですが、やはり、究極の地産地消を実践している私達を認めていただき、本当にこのご縁に心から感謝しています。
当初、去年の冬までに完成したかった住まい計画でしたが、1年お待ちいただき、無事に建前をすることができました。
その建前の時に、奥様が「長かったです。やっと夢が実現した気がします。」
とおっしゃったことに、完成までまだまだ感激していただきたい・・・と思いました。
オープンハウスの内観の様子 |
オープンハウスの外観
山に囲まれています。 |
次回はすこしオープンハウスのご紹介をしたいと思います。
2010年7月9日
でかい!
2010年7月7日
エアサイクル全国大会
2010年7月6日
エアサイクル全国大会
エアサイクル全国大会
2010年6月23日
御代田の話し 〜その10〜
お久しぶりになってしまいました・・
御代田のお客様との山見・製材も終え、着工は来春まで・・・という家づくりスケジュールですが、春になるまでの間、当社の構造見学会や完成見学会などにお越しいただきました。
プランも決まっているし、仕様もほぼ決まっていますが、いろんなお宅を見ていただいて、そこに住むお客様に直接聞いたり、出来上がっていく様子を見ていただいたり、
いいところは参考にしたり・・・
見学会にお越しいただく意味はとても沢山あります。
ちょっと話しはそれますが、ちょうど今週土・日に長野市若穂にて構造見学会を開催します。
「構造見学会? よくわからないし、完成したのを見たいからいいや」
こうおっしゃる方は以外と多いことに驚きます。
皆さんは、家を買うのに一番大事なところってなんだと思いますか?
「そりゃぁ おしゃれな外観とか、内装とか?」
勿論それもありますよね。 だって毎日見えるんですから。
「やっぱり間取りかな・・・」
そうですよね。生活の導線や家族構成・生活スタイルによってそれぞれ違うし、本当に大事だと思います。
じゃ、見えなくなってしまう構造ってどうなんでしょう?
確かにまだ未完成で、間取りのイメージも描きにくく、内装や設備関係もよくわからないし、はっきりいってつまんない!
当社の構造見学会で、たまに「完成だと思ってきたのに、まだできていないんですね。
じゃぁ見なくてもいいかな」とおっしゃる方がいます。
「せっかくお越しいただいたのですから、少しだけでもご覧いただけませんか?」
そんな感じで構造見学会に入っていく方も正直なところいらっしゃいます。
でも、この造っている途中の家を見た後でおっしゃることは「やっぱり構造って大事なんですね」
といわれる方がとても多いです。
そして、当社で施工されたお客様の大半は「構造だからこそ見に来ました!」
と言われています。
なぜ構造が大切なのかというと、出来上がってしまうと見えなくなってしまうのです。
そして、見えない部分が一番家にとっては大切な心臓部になるのです。
ここを見ないで家づくりをされる方は本当にもったいないと思います。
今回の当社の構造見学会は、断熱工法は外断熱のエアサイクルシステムで、(当社の施工実績の95%はエアサイクルシステムを採用しています。)
お施主様の山の木(戸倉)を構造体に使い、その材料達は当社職人が手で刻んでいます。
森の城ですので、仕上げはすべて無垢(本物)のみの仕様となります。
こんなにこだわった家づくりをぜひ沢山の方に見ていただきたいと思います。
また、今回は木工広場を同時に開催します。
現場で出た端材を使って何か作ってみませんか?
その他、昼ごろにはサプライズ企画も計画中です。
ぜひお越し下さい。
って、御代田の話しは次回にしますね・・・ つづく
2010年6月12日
御代田の話し 〜その9〜
またまた久々の御代田ネタ更新になってしまいました・・・
無事にお施主様が伐採し、それをうちの会社のすぐそばにある材木屋さんに運び込みました。
上の写真のでっかい機械で木を製材します。
まずすごい音・・・。話しもよく聞こえないくらいの音がします。
そしていよいよ製材が始まりました。
ハムみたいに少しづつ薄くスライス?していきます。
今回はお施主様の持込のヒノキの材もあり、工場内にはヒノキの気品のある香りでいっぱいでした。
こんな感じでだんだん四角に製材していきます。
だんだん丸太から材木へと変身する瞬間がご自身の目で見ることができるなんて贅沢ですよね。
思い入れも人一倍です。
これはお施主様の持込のヒノキの大黒柱(30センチ角)です。
しかも節がない!
こんなにきれいなヒノキはなかなかお目にかかれません。
大変ですが、持ち込んでもらってよかったと思います。
そしてこちらが須坂で伐採した杉です。
製材した直後はみずみずしく、木が生きていることを実感します。
この材を当社の作業所で保管し、ゆっくり自然に乾燥させていくのです。
山見をしたり、製材シーンを見ていただいたり、毎回毎回菅平を越えて事務所までお越しいただき、本当に感謝です。
でも、そうまでしてここに来る意味があるのです。
こんな経験は一生のうちに1回ある人のほうが少ないです。
だから時間をぜひとっていただき、一緒に家づくりをして欲しい・・・そう思っています。
つづく・・・
2010年5月26日
御代田の話し 〜その8〜
平成21年3月31日、お施主様と材木屋さんと一緒に須坂の山林に行きました。
上の写真はその時に撮った写真です。
いつもは材木屋さんが伐採をするのですが、今回はお施主様の職業柄(森林組合の方です)実際に梁に使う材を伐採していただきました。
まずその支度にみんなで感動!!
いつもお打合わせしている雰囲気とは違う一面を見せていただき、みんなで感激しました(笑)
もちろん伐採の腕前もすばらしかったです。
あんまりみんなで見つめるので、お施主様もやりにくそうでした(ごめんなさい・・・)
毎回思うのですが、山見はすばらしいです。
我が家の材料はこんなところで育っているんだなぁ・・・と感じることができ、また天に向かってそびえたっている木をこれから自分の家に使うという贅沢さ。
倒れる瞬間の音・・・。
こんな贅沢なことってなかなかないと思います。
泥だらけになったり、川の水で足を洗ったり、ふきのとうを採ったり、こんな経験は最近ではなかなかできないですよね。
あるお施主様と雪解けを待って行ったときには、『かんじき』を持参しました。
戸隠で購入し、お子様達に履いてもらって遊びました。
かんじきなんて、いまどきなかなか履く機会がないですから、勿論大喜びでした。
あるお施主様は、まだ乳飲み子の赤ちゃんを旦那様がおんぶして行った事もありました。
あるお施主様は年末、雪が降る中での伐採でした。
木が倒れる瞬間、木の大きさを感じました。
自分は何度も山見に立ち会っていますが、毎回感動ものです。
同じ場所で伐採しても、そのときによって景色も違えば匂いも違います。
自分はお施主様のおかげでとても贅沢なことをさせていただいていることに感謝しています。
そんなことを書いていたら、そろそろまた山見に行きたくなってきました!
次回は切り倒した木を製材した時のお話を書こうと思います。
最近脱線していませんね! つづく・・・
伐採の様子です。 さすが、プロですね! |
木が倒れる瞬間です。 狙ったところに倒れるのがすごいです! |
切り倒された切り株。 |
お施主様が年輪を数えます。 おおよそ80年ものです。 |
2010年5月18日
御代田の話し 〜その7〜
随分話しが脱線して、どこまで書いたかよくわからなくなってしまいました・・・。
プランニングまで書きましたよね!
今日はその後の話しを書こうと思います。
プランニングも時間をかけ、間取りや立面も決まりました。
当社では、間取り等が決まり、見積りを提示して、家づくりのパートナーとして認めていただけると、設計契約を結びます。
この時に初めて費用がかかります。(157,500円)
この金額が、実質確認申請の手続き費用になるので、住宅そのものにかかるものとは別のものです。
さてさて、無事にお施主様に住まいづくりのパートナーとして認めていただきました。
もう春になってしまいましたが、お施主様の当初のご希望は、21年の冬が来るまでに完成したいと言われていました。
しかし、御代田という場所は冬の寒さが本当にやばいくらいに寒い。
とお聞きしていました。
ですから寒い時期での基礎工事は凍み上がってしまうといけないので、またいろいろな理由により、春までお待ちいただくことになったのです。
このお待ちいただく1年の間に行った一つは、当社では8年も前から行っている『山見』(やまみ)です。
※山見とは・・・山を見るのではありません。実際にお施主様の住宅に使う予定の構造材を、お施主様自身に立木の状態で見ていただき、その場で選んで伐採するという企画です。
主に須坂市の山林で行っていますが、須坂にはすばらしい木が沢山あり、また、大黒柱など見える材木を立木で見ることができ、さらに、伐採されるその音などは心に残ります。
お勧めですよ!
実はお施主様のご職業が、森林組合で伐採を行っている方でした。
いつもは、材木屋さんに伐採を依頼していますが、毎日仕事で木を切っているのだから、ご自分の家の構造材は自ら伐採していただこうということになりました。
次回は山見について書こうと思います。
つづく・・・
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