2011年3月、東日本大震災が起こりました。未だに仮設住宅や避難生活をされている方々多くいらっしゃいます。復興が進むなか苦渋の決断をし「移住」を決められる方も。親しみ慣れた環境から一転、土地を探し家を建築するという事は本当に大変な事です。我々はお客様と共に、新天地での快適な生活を創り上げる為に真剣に向き合っております。
東北大震災の被害者であり、福島原子力発電所館内(大熊町)の住民である母親の移住計画を始めたのが2013年の春でした。縁あって長野県小県郡青木村に土地を購入、新築施工業者にしゅう工務店さんと出会ったのはインターネットの検索結果からでした。東京在住の為に全ての情報収集はネット上となり、「長野県」「坪単価」「職人」のキーワード検索がきっかけでした。同様にハウスメーカー、設計事務所、材木店、ログハウスビルダーなどの施工業者にも連絡して資料請求しました。
この時点で4社競合となり、仕様や金額についてのメールのやり取りが始まりました。直接に顔の見えない相手とのやり取りですので、双方が手探りであったと思います。施主はどうしても気移りが出ますので、仕様変更や金額調整など都度、連絡→回答という作業が約6ヶ月続きました。そんな中で他社がお手上げと離れていく中で、最後まで真摯に対応いただいたのが言うまでもなくしゅう工務店さんでした。 |
技術的な評価については、土地改良工事などの特殊施工が必要な現場であったために土木工事からの着工となりベタ基礎工事に移りました。私が一番良いと思ったのはココでした。土木、基礎工事を重要視しておりましたので納得の施工でした。もう任せられると感じた瞬間でした。その後の本体工事はお家芸ですので自社職人さんにお任せで出来上がりのみを待つ状態でした。不安点は、外壁断熱が施されてから外壁材が貼られるまでの期間が長かった事。施行写真による進捗状況やメールでの進行報告がネットでUPされるので、現地に赴くことなく確認できたのは助かりました。 |
完成後の感想としては「満足」です。これは発注者である私の意見でありますが、見積からの労力、仕様書の通りの施工、本体施工時の工夫など私共の知りえない事情も背景にはあるかと存じますので、全てとまでは言えませんが1物件に懸ける気概とプロ意識は感じることはできました。 |
【業者選択】・設計から施工までを自社で完結している・施主の意向に柔軟な対応・長野県内の拠点・透明性のある見積と金額提示・職人が自社管理【選考】・最終選考は見積金額・施主の意向に対する真摯度合・業者の姿勢 |
【見積もり】・絶対条件:二階建て、吹き抜け、暖炉、和室、掘りごたつ他。・絶対予算:1,500万円(本体)【競合】・設計段階では4社・最終段階で2社・金額面と仕様面での比較 |
【土木工事】・土地改良工事における技術力・基礎工事における手間作業の遂行・基礎工事における正確性【本体工事】・自社職人への信頼・材木などの資材への信頼・施工の技術力【現場管理】・写真による情報提供・メールによる進行報告 |
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