御代田の話し 〜その8〜
平成21年3月31日、お施主様と材木屋さんと一緒に須坂の山林に行きました。
上の写真はその時に撮った写真です。
いつもは材木屋さんが伐採をするのですが、今回はお施主様の職業柄(森林組合の方です)実際に梁に使う材を伐採していただきました。
まずその支度にみんなで感動!!
いつもお打合わせしている雰囲気とは違う一面を見せていただき、みんなで感激しました(笑)
もちろん伐採の腕前もすばらしかったです。
あんまりみんなで見つめるので、お施主様もやりにくそうでした(ごめんなさい・・・)
毎回思うのですが、山見はすばらしいです。
我が家の材料はこんなところで育っているんだなぁ・・・と感じることができ、また天に向かってそびえたっている木をこれから自分の家に使うという贅沢さ。
倒れる瞬間の音・・・。
こんな贅沢なことってなかなかないと思います。
泥だらけになったり、川の水で足を洗ったり、ふきのとうを採ったり、こんな経験は最近ではなかなかできないですよね。
あるお施主様と雪解けを待って行ったときには、『かんじき』を持参しました。
戸隠で購入し、お子様達に履いてもらって遊びました。
かんじきなんて、いまどきなかなか履く機会がないですから、勿論大喜びでした。
あるお施主様は、まだ乳飲み子の赤ちゃんを旦那様がおんぶして行った事もありました。
あるお施主様は年末、雪が降る中での伐採でした。
木が倒れる瞬間、木の大きさを感じました。
自分は何度も山見に立ち会っていますが、毎回感動ものです。
同じ場所で伐採しても、そのときによって景色も違えば匂いも違います。
自分はお施主様のおかげでとても贅沢なことをさせていただいていることに感謝しています。
そんなことを書いていたら、そろそろまた山見に行きたくなってきました!
次回は切り倒した木を製材した時のお話を書こうと思います。
最近脱線していませんね! つづく・・・
伐採の様子です。 さすが、プロですね! |
木が倒れる瞬間です。 狙ったところに倒れるのがすごいです! |
切り倒された切り株。 |
お施主様が年輪を数えます。 おおよそ80年ものです。 |